大学生にして6つの名刺を持つ男。長崎大学2年瓜生信汰朗さんの素顔に迫る。

取材日:2020年3月16日

初めましての挨拶で驚く。きっちりとしたスーツ姿。そして名刺交換までスムーズにこなす長崎大学水産学部2年の瓜生信汰朗さん。彼は大学生ながら「好きなことを仕事にする」動きを身につけています。社会人の私も学ぶことばかりでした。
この記事ではそんな彼の行動力の原点と素顔に迫ります。

プロフィール

長崎大学水産学部 2年
瓜生 信汰朗 さん

瓜生 信汰朗(ウリュウ シンタロウ)。福岡県出身。福岡県立水産高等学校を卒業後、長崎大学水産学部に入学。
現在、魚料理研究会、海洋未来イノベーション機構、グローカル人材育成プログラム、縁JOYプロジェクト、ながさき海援隊、長崎市民活動センター「ランタナ」という6つの団体の活動に参加し、勢力的に活動をしています。

驚きしかないインタビューの始まり

齋藤さん

初めまして、今日はよろしくお願いします。ビシッとスーツで身長が高くてかっこいいですね。

瓜生さん

そんなことないですよ。笑

実は今行なっている活動で会議があって、あと今日このインタビューもあったのでスーツで来ました。今日はよろしくお願いします。

瓜生さん

これが僕の名刺です。6枚あるのですいません。

齋藤さん

大学生で名刺を持っていること自体に素直に驚きたいのに6枚!?

6つの名刺ということは「6つの活動」をしているということになると思うのですが、なぜそんなに動くのですか?

瓜生さん

興味のあることには挑戦したいって思っているので、気づいたらこうなっていました。笑

齋藤さん

すごいという言葉しか出てこない…

6つの名刺の原点は『週刊少年サンデー』!?

瓜生さん

でも中学生の時は全然やる気が出なくて、将来を考えることもしていませんでした。

齋藤さん

そんな時期があってくれて良かった。人間らしい。笑

瓜生さん

ただそんな時に週刊少年サンデーの「銀の匙」という北海道の農業高校を舞台にした漫画と出会い衝撃を受けたんです。

主人公が農業を通して成長をしていく過程に感動を覚えました。「銀の匙」を読んだことから自分の将来について考えるようになり、よし!「銀の匙」が農業だったら、僕は水産業だ!と思い、福岡県立水産高等学校に入学をすることを決意しました。

齋藤さん

進路を漫画から影響を受けて決める人、初めてみた!(驚き)

農業漫画を読んで、水産高校への入学を決めたの?

瓜生さん

農業高校だと漫画と同じストーリーになるので、自分のストーリーを作りたいので水産高校にしました!

齋藤さん

(まっすぐな視線が眩しい。)

学び楽しんだ水産高校の3年間

齋藤さん

色々気になる点が多いのですが、今度、飲みにでも行って話しましょう。笑

水産高校は楽しかったですか?

瓜生さん

はい!もう楽しすぎて、片道2時間30分かけて通学をしていたんですけど、休日も通っていました!

齋藤さん

えっ!2時間30分の通学!?パニックです。

瓜生さん

はい!2時間30分の通学です。自慢になりますが、無遅刻無欠席で卒業しました!

友達も先生もとても良い方に恵まれて、学校生活もプライベートも楽しかったので、通学が苦じゃなく、休日も学校に通いました。

齋藤さん

そんなに楽しいって羨ましい。

瓜生さん

高校の時の同級生は、ヤンチャな人が多かったのですが、「高校を卒業すると自分は親を継いで漁師になるんだ。」という仕事に対する意識を強く持っていました。

だからヤンチャでも水産に対する学びの姿勢もしっかりと持っていて、その姿勢に刺激を受けました。あと先生も船で釣りに連れて行ってくれたり、授業外でもよくしてくれました。高校生活は楽しかったし、その高校生活の中でそして、自分は水産をもっと学びたいと思うようにもなりました。

齋藤さん

聞いているだけでも充実した高校生活を送られたのだと感心します。こちらが学ばされることばかりです。

瓜生さん

実は大学への入学も少年サンデーの影響を受けたんです。

漫画の名前は『第九の波濤』。ここ長崎大学の水産学部を舞台にした漫画なんです。

齋藤さん

漫画の力は偉大ですね。

瓜生さん

やっぱり漫画はいいですね。自分の人生も漫画のようなストーリーになりたいです。

大学での活動は好きなことをやっている

齋藤さん

すでに面白いのでそうなりそうだね。笑

「6つの活動」って何をしてるのですか?

瓜生さん

魚料理研究会

海洋未来イノベーション機構

グローカル人材育成プログラム

縁JOYプロジェクト

ながさき海援隊

長崎市民活動センター「ランタナ」

で活動をしています。

齋藤さん

改めて聞いても多いな。本当によく動いていますね。

瓜生さん

あまりにも多いので、面白いことだけ紹介しますね。

齋藤さん

ありがとうございます。笑

瓜生さん

魚料理研究会では、海の料理をおいしく、たのしく。をモットーに活動していて、水産学部の学部祭の鴻洋祭(こうようさい)で「トコロテンミルクティー」を販売しました。

タピオカミルクティーに対抗しました。笑

独特な食感がたまらない。何と言ってもカロリーが少なめでいいんですよ!タピオカミルクティ-よりおすすめです!

齋藤さん

面白い試みをしていますね。自身の活動を楽しそうに語る姿がいい。

今度、トコロテンミルクティーを飲ませてください。

瓜生さん

活動の話をする時は笑顔になってしまうんですよね。笑

トコロテンミルクティーはぜひ飲んでみてください!

瓜生さん

海洋未来イノベーション機構では、海洋エネルギー開発などについて研究をしています。

洋上風力の開発などがトップクラスで進んでいる、イギリス・デンマーク・フランスにも技術を見に行きました。見て得たものを活かして日本の海洋エネルギーの発展に貢献したいです。

齋藤さん

海外にも視察に行く行動力はすごいですね。瓜生さんの活躍する海洋エネルギー分野の未来が楽しみです。

今後はどのようなことに取り組みたいですか?

瓜生さん

今後は大学院に進学をし、より深く水産について学びたいと考えています。

今の活動でもありがたいことに、お給料をいただける仕事もあります。好きなことでお金をいただけていることに感謝し、これからも海洋エネルギーの発展に貢献できるように行動します。

齋藤さん

好きなことをしながら生活もできているというのは、すごいことだなと思います。ぜひ今後も続けてほしいです。

今日は楽しい時間をありがとうございました!

瓜生さん

ありがとうございました!

最後に

今回のインタビューは学びが多く、終始楽しかったです。
瓜生さんは興味に対する探究心が高く、学びに貪欲だなと感じました。
私にも多くの質問をしてくれたり、わからないことはその場で調べたり、メモを取るなど知ろうとする姿勢が印象的でした。6つの活動は、その学びの貪欲さから生まれたものなのだろうと思います。
漫画の影響で進路を決めるなど面白い一面はとても魅力的で、自分で決めているからこそ人生が楽しそうでした。

今回のインタビューでは、自分で自分の道を決める瓜生さんの生き方に感銘を受け、学ばせていただきました。これからも自分の好きなことに突っ走る瓜生さんの活躍が楽しみです。


ライター:齊藤 秀男(さいとう ひでお)

長崎のWEBメディアボマイエの運営。
長崎市で現在1人だけの地域おこし協力隊。
琴海地区の魅力を発信&新たな魅力を作りに励んでいます。