将来の自分の姿は?若者ラボ『Will』谷口さんが考える目標管理とは?

取材日:2020年1月28日

「あなたの目標は何ですか?」この問いに具体的に答えられる学生って少ないのではないでしょうか。今回は「目標管理」をベースに就活のマッチングサービスを運営している若者ラボ『Will』長崎の代表、谷口晃平さんに話を伺いました。

プロフィール

長崎大学経済学部 4年
谷口 晃平 さん

谷口晃平(タニグチ コウヘイ) 。長崎県出身。同志社大学理工学部に在籍中、友人の両親が経営する企業が倒産したことをきっかけに経営コンサルタントを志し、3年次編入で長崎大学経済学部に入学。編入後は中小企業診断士の資格に挑戦しつつ、若者ラボ『Will』を立ち上げ、「目標管理」をキーワードとして学生と企業のマッチングの場を提供している。

若者ラボ『Will』長崎代表、谷口さんが語る「目標管理」とは?

新堂さん

今日は若者ラボ『Will』の活動や、代表の谷口さん自身についてお話を伺います。よろしくお願いします!

谷口さん

よろしくお願いします。

新堂さん

谷口さんが運営している若者ラボ『Will』について教えてください!

谷口さん

はい、若者ラボ『Will』は、「目標管理」と「価値ある人脈」という特徴を持った就活のマッチングサービスです。2019年10月に始動したばかりで、月1回のペースでこれまでに計4回(2020年1月28日時点)開催しています。

新堂さん

今お話しに出てきた「目標管理」と「価値ある人脈」とは何ですか?

谷口さん

まず「目標管理」とは、自分が具体的にどうなりたいのか、社会にどんな影響を与えたいのか、といった明確な目標を持つことをゴールとし、そのために抽象的な目標をブラッシュアップしていくステップのことです。若者ラボ『Will』では、グループでディスカッションを通して目標を明確化しています。

写真提供:谷口晃平さん グループディスカッションの様子
新堂さん

それが、若者ラボ『Will』が考える「目標管理」なんですね!

谷口さん

そうです。実際のところ、「目標管理」ができている学生はとても少ないと感じています。そんな学生を僕たちでフォローしていこうと考えています!

「価値ある人脈」とは?

新堂さん

なるほど。では、もう一つの特徴である「価値ある人脈」とは何ですか?

谷口さん

「価値ある人脈」とは、ビジネスという側面で話ができる人脈を形成できるということです。現状として、僕はビジネスについて話ができる人や場が少ないと感じています。そこで若者ラボ『Will』では、グループでの目標の共有などを通してビジネスについて話ができる人脈形成の場を提供しています。

新堂さん

そうなんですね!

谷口さん

今日は『Will』のメンバー・長崎大学工学部1年の石塚君も同席していますが、ある経営者の方と話す機会があって、彼も一緒に会社に連れて行ってもらったこともあるんです。こういった事例を一つのモデルとして、1年生でも学年関係なく人脈を形成して就活ができるということを示したいのです。

立ち上げのきっかけは自身の体験

新堂さん

なるほど。ちなみに若者ラボ『Will』を始めようと思ったきっかけって何ですか?

谷口さん

はい、きっかけは僕自身の体験に基づいています。僕はもともと同志社大学の理工学部に在籍していたんですが、その頃はなにも目標がなく、遊びとサークルに時間を費やす「The・大学生」みたいな生活をしていました。

新堂さん

今の谷口さんからは想像できないですね…。

谷口さん

そうやって大学生活を謳歌しつつ就活の時期を迎えたときに、やりたいことが見つからなかったんです。そこでかっこいいからという理由だけで航空大学校を受験しました。

新堂さん

結果はどうだったんですか…?

谷口さん

はい、身体検査で不合格になってしまいました。そんな時に、友人の両親が経営していた会社が倒産したことを聞いたんです。僕は、しっかりとしたノウハウはあるのに、経営難でつぶれてしまう会社があるのはもったいないと感じました。そこで僕はこのような事例をサポートしたいという想いから経営コンサルタントになりたいと志しました。

経営コンサルタントを目指すため長崎大学へ

新堂さん

なるほど。そこから長崎大学経済学部に3年次編入することになったんですね!

谷口さん

はい。長崎大学では同志社大学にいたときと違い、経営コンサルタントという目標があったのでしっかりと勉学に励むことができました。

新堂さん

大学では具体的にどんなことを学んでいるんですか?

谷口さん

大学の講義を受けていることはもちろんですが、自主的に中小企業診断士の資格に挑戦して3科目合格しました。また、「ビジネスプランコンテスト」に参加し、社長さんたちに企画の添削をしてもらったりと人脈を形成することもできています!

新堂さん

す、すごすぎます…!

目標管理によってやるべきことが明確に

谷口さん

社長さんたちとお話しさせていただく中で、財務が分からないと戦略も立てられないということを気づかされ、財務をベースとした経営コンサルタントになりたいという風に目標像がより明確化されました。このような経緯から、目標を持っていると、自ずとやるべきことが明確になり行動につながるということで、「目標管理」の大切さを感じました。

新堂さん

その「目標管理」に対する考え方が現在の若者ラボ『Will』に繋がっているんですね。

谷口さん

そうですね。あと、自分自身の就活エピソードなんですが、僕は航空大学校の受験や大学編入で周りの新卒よりも3年上なので就活で不利じゃないかなって心配していたのですが、あっさりと3社内定を頂くことができました。そこで、人事の人に「君のように目標管理が徹底できている学生は少ない」と言われたことで、目標管理ができる学生は価値があるということを認識しました。

新堂さん

なるほど。そのような谷口さんの経験が若者ラボ『Will』のベースになっているんですね。

漠然としていた目標が明確になり、目指しているものに近づいている

新堂さん

ちなみに、運営メンバーの一員である石塚さんはどんな変化がありましたか?

石塚さん

はい。僕は谷口さんに誘われて若者ラボ『Will』に入ったんですが、どんどんと人脈が広がっていき、それに伴って自分が目指しているものに近づいている実感があります。

新堂さん

その「目指しているもの」って何ですか?

石塚さん

情報技術を使って世界中の人々を幸せにしたいと考えています。大学に入ったばかりのころはAIについて勉強したいという漠然とした目標しかなかったんですが、若者ラボ『Will』長崎での活動を通して目標が明確になってきています。

谷口さん自身の今後の目標は?

新堂さん

では最後に、谷口さん自身の目標を聞かせてください!

谷口さん

はい。僕の目標はまず3年後までに財務をベースとした経営コンサルタントになることです。また、大学卒業後も若者ラボ『Will』の代表としての活動も続けたいと考えています!

新堂さん

本日はありがとうございました!

谷口さん

こちらこそ、ありがとうございました!

最後に

インタビューの中でたびたび登場した「目標管理」。谷口さんは自身の行動力、モチベーションの高さで「目標管理」の大切さを体現しているように感じました。今後、若者ラボ『Will』の活動によって、谷口さんのように高いモチベーションを持った学生が増えることに期待したいです。


ライター:新堂 光輝(しんどう こうき)
長崎出身のフリーライター。大学で社会言語学を学んだことをきっかけに執筆活動を開始。筋トレが大好きで、暇さえあればプロテイン飲んでます。